再生中の古民家現場へ行ってきました。

今では懐かしい「土壁」の施工がされていました。

昔の住宅では、壁に竹小舞を掻き、土壁を付ける作業が一般的に行われていましたが、

工期やコストの面から、その存在はセメント系の塗り壁ややボード状の面材に変わってしまいました。

残念ながら、それは広島県だけでなく、全国的にそう行った現象が当たり前に広がっております。

それに伴い、施工できる職人さんも限られてきます。

 

古民家再生にはやはり天然資材を使いたいもの。

そこにはもちろん工期やコストの面も出てきます。

しかしながら、提案する側としては、お客さには選んで頂ける選択肢を増やしていくのは努めだと思います。

これからますます、職人の技術継承も含め、大工さん・左官さんを中心とする職人の育成にも力を注いでいきたいと思います。