可部の旧街道から裏手に入ると、

昔の川舟から取り出した板材で、ある住宅の板壁が制作されていました。

これは、当時の可部(江戸時代)では太田川を通じ川舟が多く集まる場所となっており、

その後川から陸へ交通の便が変わり、必要が薄くなった川舟を砕き住宅の板壁に使用された物だと思われます。

この度、この板壁が使用されている住宅の解体が決まりました。そこで、地域の歴史的な遺産を残そうとこの「舟板塀」移設計画が持ち上がりました。

特殊な釘も使われており、

これから状態を調査し、慎重に進めていきたいと思います。