昨日、会員の山下さんと広島市安佐北区白木町へ行ってきました。
広島市内からは車で約50分程度の所で、JR芸備線、路線バスも通る為交通の便も良い所です。
緑豊かな山林や、キレイな水の流れる川もあり、自然多い市域です。
さらに、白木町井原にある、「神の倉山・荒谷山」ではハングライダー、パラグライダーの為のフ
ライトエリアがあります。週末や、気候の良い日は、多数の愛好家が集うそうです。
街街道ルネサンスにこの度認定され、益々盛り上がって行きそうです。
しかし、この白木町も過疎化が進み、年々人口が減ってきています。
それに伴い、空き家が多数出ております。
築100年以上の立派な古民家が多数、空き家が住み主を無くし、静かに建っていました。
ここの市域の空き家に限らず、住み主を無くした大多数の古民家は、雨漏りが進み、構造にも致命的なダメージが多く、再生には多くの時間と手間がかかりそうな物件が多く存在します。
当然、家も生きています。
少しの目視点検と、たまにでも、窓を開け換気するだけでも長生きします。
立派な門構えです。元の住み主さんの風格が伝わってきます。
伝統的な入母屋作りで離れや、立派な庭もあります。
土間が残り、奥には和室の続き間がズラリと並びます。
屋根は修繕する必要がありますが、手入れ次第では次の100年は十分住めそうな物件です。
左側 今回ご案内して頂いた「白木町井原郷土史研究会 会長」の佐々木 恒様
右側 白木町などで古民家の流通を多く手がける会員の山下さん
佐々木様は、地域の活性化を考え、年々過疎化が進み、「空き家古民家」が多く存在するこの白木町をなんとか残し、古民家と共に、農業や、伝統的な行事を後世に伝えたいとおっしゃっておられました。
古民家再生協会広島として今後空き家住宅に力を入れ、古民家住まいるでどんどん取り扱っていきたいです!
共に、広島の残すべき「物」と「事」をみんなで共有していきましょう!