庄原市に残る築180年の古民家を鑑定してきました。
代々受け継がれる歴史ある建物ですが、経年による劣化・傾きなどが心配で調査をご依頼いただきました。
古民家鑑定・床下調査・伝統耐震診断の「古民家インスペクション」を実地。
古民家鑑定士9名で細部まで調査しました。
屋根は元々茅葺き屋根のお家でしたが、今はトタンがかけてあります。 広い土間が今も残り、見上げると立派な梁などの構造材が見渡せました。
床下調査では、「moogie」を走らせ、画面上でお客様と床下の状態を確認。
リアルタイムで送られてくる画像に納得の様子でした。
その後、昼食は古民家レストラン「来里」さんで昼食。
雰囲気がある店内では、小さな子供と親が和やかに食事をすることの出来る畳の間もあり、ゆったりとした時間が流れていました。
そして午後からは伝統耐震診断。
地面と建物の揺れを測定。
一部在来工法が増築してある建物でしたが、伝統構法特有の大きくゆっくり揺れる波形に一安心。
これで現地調査は終了。
あとは調査内容をまとめていきます。
素晴らしい古民家に感謝の一日でした。